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人身供物の村娘

第6章 痛みの快楽

「あ、あの…せめて、灯りを消して下さい///」
そう頼むが、黒狐は一言無理だと伝えた。

「好きなおなごの体くらい、好きに見させろ。」
有無を言わさないその一言に、菊理はさらに顔が熱くなっていた。

「一応、破瓜もさせるが
もし痛かったりしたら言えよ。」
頷く菊理に、ヨシヨシとなでてから
また夜間着を脱がせにかかる。

今度は菊理も抵抗らしい抵抗は見せなかった。
むしろ、菊理を脱がせ終わった黒狐が
自身の着物を脱ぐところをまじまじと見てしまっていた。
無駄のない締まった体に、菊理の心臓が早鐘の様に鳴った。

「のう、菊理。
あまりそう見られると、こちらも恥ずかしいのだが…///」
そっぽを向きながら、頬を掻く黒狐を可愛いと感じていた。
思わず抱きしめて、ふさふさと揺れるしっぽを撫でてしまい、黒狐の理性を溶かすに十分な材料であった。

「お主…もうやめてといっても知らぬからな…
少しあおりすぎだ。」
そして、唇をふさぐと部屋には水音が広がる。

息が続かなくなり、菊理が顔を離そうとしても
黒狐はそれを許すまいと、頭の後ろに手を回す。

本当に限界が来る頃を察したのか、黒狐が満足するころには、菊理がヘロヘロになっていた。

肩で息をしていることも、顔を上気させているとに気づくこともなく、菊理が黒狐を見つめるのは罪的に
黒狐の情欲をそそった。

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