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私淫らに堕ちます

第6章 デート①

「わぁつ,びっくりしたよ,母さん。どこの浮浪者が家に紛れ込んできたのかと思ったよ。」

「なあに,春ちゃん。それ酷くない。愛するママが,家に帰ったきたというのに,たった一人の息子がそんな態度だなんてママはすごく寂しいわ。」

「いやいや.
それを言うならぼくでしょう。中学生を普通家に一人っきりにする?仕事が忙しいのは分かるけど,ちゃんと家に帰っておいでよ。どうせ風呂も食事もろくにとってないんでしょう。麗香さんも本当すみません。もうダラしない母で・・・・。ほらっ,早く荷物おいてシャワー浴びてさっぱりしておいでよ。」

「もうお腹すいて動けない~。ねぇ,抱っこして。」

「せっ,先生?」

「しませんよ。いい大人なんですから,それぐらい自分の足でいく。」

「うぅう。いけず~。わたしの一人息子が不良になった~。わたしどうやって生きていったらいいの,ねぇレイちゃん。・・・ウルウル。」

「えっとーーー。どうって言われても。」

「答えなくてもいいですよ,麗香さん。何を言っても抱っこはしません。」


・・・・・母さん・・・・・麗香さん・・・・






「うん。いつ食べても美味しいよ,春ちゃん。ごめんね,本当はわたしが料理作らなくちゃいけないのに。」

「とんでもないですよ。こちらこそできの悪い母の面倒を見てくださって感謝しかないです。昨日もあの後,母の手伝いをされてたんですよね?睡眠時間ちゃんととれてます?」

「ふふふ。ありがとう。こう見えても元気だけが取り柄だから大丈夫。先生には,本当に感謝してるんだ~。両親が早くに亡くなった私を娘のように育ててくれた恩人だもんね。恩返しはできるうちにしとかなくちゃ。」

「それ・・・本人に言ったら間違いなく泣きますね。涙もろいからな~,あの人。」

「あぁ~,確かに(笑)」

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