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私淫らに堕ちます

第7章 デート②

 彼の手が,フレアスカートに忍び込んできたのを感じた。こんなところでという思いとやっとという思いが交錯する。

 温かい手の感触を太腿で受け,目元を赤く染めたまま,彼に向けてイヤイヤと小さく顔を振った。自分でも説得力がないなと思いながらも,手でフレアスカートを軽く抑えた。

「うんんっ…・はうっ…いやっ…。」

 だが形ばかりの抵抗は彼に見透かされているのだろう。スカートの中で,指先がスゥーーと太腿の上を滑り,脆くも牙城は崩されていく。

 指先は,やがて太腿の内側を割って入っていき,下着の裾まできては戻っていく作業を繰り返していった。


 昼の柔らかな日差しが,彼を照らし,その陰の中で少しずつ乱れていってしまうわたし。自分でも何て淫らななんだろうと思ってしまう。彼に会うまでは,こんな昼間の公共の場所でふしだらなことをするなんて思いもしなかった。

 彼に舌ごと吸われ,気が遠くなる。唾液と一緒にわたしの理性まで吸い取られていっているような気さえする。代わりにわたしの唾液を捧げ続けた。

「あぁんっ。」

 ほんの一瞬爪の先が,秘園の中心をかすかに掠めた。きっとわたしの秘部は,すでにぐっしょり濡れている。

 そして,それはそこだけでに留まらず,下着まで染みているだろう。触ればすぐに彼に分かってしまうに違いない。

 なんだかそれが恥ずかしくもあり,淫らなわたしを見て罰して欲しい気持ちにもなっているわたしはおかしいのだろうか。

 彼の指は,そのまままた太腿を堪能し,さらにまた上がってくる。ゆっくりとした動きに焦れったく感じる。

(あぁあ…触れて欲しい…もっと刺激が欲しい…。)
自分でも気づかないうちに,両足が少しずつ開いていく。

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