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私淫らに堕ちます

第7章 デート②

わたしを見つめる彼の瞳が妖しく揺れる。額に頬に,さらに首筋にとキスを降り注ぐ。それだけで,欲情の炎が静かに点火してしまう。再び舌と舌が絡み合い,濃厚なキスに変わっていった。

「はぁっ…んんっ…んっっ…。」

 舌の表面を撫でるかと思うと裏側まで舌先が動き,粘膜や歯の裏側といたるところを愛撫していく。想う人にされるということは,すべてがこんなにも感じてしまうのだということを改めて感じさせくれる。

気持ちいい・・・・キスがこんなに気持ちいいなんて・・・・

 たまらず舌で彼の舌を捕える。稚拙ながらも必死に舌を動かし,彼の唾液も欲しがる。それを察したかのように,彼の一部を恵んでくれる。頭の芯を痺れせながら,嬉々として飲み込んでいった。

「ぬぐっ…はぅうっ…んんっ…あぁああんっ…」

彼の唾が・・・入ってくる・・・・すごく美味しい・・・・

 キスしかしてないのに,もう下半身に力が入らない。ガクガクと腰が揺れ,立っているのもままならなかった。かれは,それを察して,ベンチにそっと座らせ,わたしを大きな体で覆うように口づけを続けた。

熱い口づけを繰り返しながら,手の甲でわたしの頬を優しく撫でる。まるで可愛がられる子犬のように,思わず懐きたくなってしまう。「もっと愛撫して」とない尻尾を振る。

 ビクッ

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