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私淫らに堕ちます

第7章 デート②

 恥ずかしいぐらいに,腰を浮かせたり下ろしたり。腰が徐々にずり落ちていく。ベンチはすでにわたしの愛液でびっとり濡れているようだ。お尻にヒンヤリとした感触がした。

「はぁんっ。」

 わたしの秘部に彼の手のひらが触れた。もう熱く火照っている恥唇は,期待で愛液をダラダラと垂らしてしまう。

「もうこんなに濡れてるよ。こんなに明るくて,近くで子ども達が遊んでいるというのに,発情しちゃったんだね。栞はやっぱり淫乱なメス犬だ。」

 囁くときに耳元にかかる彼の吐息に,不覚にもビクビクビクと痙攣させてしまった。

 感度のいい耳の心地よさなのか,それとも恥辱の言葉に興奮したのか。どちらにしてもこんなに優しく甘くそれでいて鬼畜に感じさせてくれるのは彼氏しかいない。

 フレアスカートから手を抜き,わたしの目の前にかざした。一本一本の指が細く長く綺麗な形をしている。その先のピンクで桜貝のような美しい爪に目を奪われてしまった。

 実はひそかに手のフェチだ。仲のいい友達で同じ手のフェチがいたが。彼女は,男らしいゴツゴツした指が好きだと語っていた。

 わたしは,ピアニストのように優雅で繊細な指がたまらなく好き。その指が,目の前にあるのだ。ついウットリと見つめてしまう。

 彼は,ゆっくり人差し指と親指を広げると,指と指の間に粘液がいやらしく糸を引いた。広げれば広げるほど,粘っこくどこまでも伸びる淫糸。太陽の光で反射し,キラキラと輝いた。

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