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騎士様は私のボディーガード

第1章 騎士様、降臨です!?

「貴様、謀ったな……!!」

「ええっ!?」



私は勢いよくコスプレ男に押し倒され、今度は床ドンされた。



「こんな場所に俺を閉じ込めたこと、後悔させてやる」

「ひぃぃぃっ」



なんで!? どうして!?
ドア開けられないの!?
バカなの!?



「もうっ……なんなの? わけわかんないっ……!」



なんか涙出てきた。



「私っ……私は全然、関係ないのにっ……」



こんな強盗の前で泣くなんて馬鹿じゃん、私。
泣いたって助かるわけないのに……



あ~あ、思えば何一ついいことなかった人生だった。
だからここで死んでも未練はない。
次生まれ変わったら、みんなに愛されるお姫様にでもなりたいな……。



「……すまなかった」

「え?」

「どうやらあんたは、何も知らないようだな」

「……」

「俺をここへ飛ばした魔術師かと思ったが、奴らの奴隷なのか?」



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