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初恋ってどんな味?

第10章 新学期


「でしょでしょ〜!りんちゃんも使いたい時いってね」

『いいの?ありがとう...』

「前髪邪魔だぁ〜留めよ」
そう言うと小さなヘアクリップで前髪を留めていた

『ふふっ...』

「えぇー、なにー??」

『前髪、噴水みたいになって可愛くなってるよ?笑』

クスクスと笑いが止まらない

「やーっと笑ったね?今日ずっと元気なさそうだった」

『えっ...』

「昨日のが原因だった?」

『...』

「ごめんね、言いたくなければいいけど
俺はいつでも話聞くし、りんちゃんの味方だからね」

その後は何も無かったように
一緒にご飯を食べた

「よーし、戻ろっか?りんちゃん先に教室行ってて〜!俺前髪の噴水直してから行くねぇ!」

『わかった!SHOくん、またご飯一緒に食べてもいいかな?』

「もちろん!俺、毎日ここで食べてるからりんちゃんもおいで?」

『うん!ありがとう〜!』

私は図書室を後にした...

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