初恋ってどんな味?
第11章 弱い...
ガラッ
図書室に入り、司書室の扉を開ける
「りんちゃん...??」
『...SHOくん...』
立ち尽くして動かけない私の元にSHOくんは来てくれた
ガチャ...
ゆっくりドアを閉め
SHOくんは私を抱きしめた
「りんちゃん?なにかあった??悲しい顔してる...」
その言葉に涙腺は崩壊した
ひくっ、ひくっと泣きじゃくる私を
落ち着くまで抱きしめていてくれた
「ソファーまで移動しよう?」
こくんと頷き
SHOくんに腕を引っ張られながら移動した...
「何があったか話せる?それとも話したくない?」
『話す...あのね...さっき、練習の見学に行ってたの
そしたら、またこないだの人たちがいて...
また話してたの...りゅうくん浮気してるのかもしれない...』
ずっと受け身でお高くとまってるから飽きられるんだって言われた...と続けて言う