初恋ってどんな味?
第14章 体育祭
『ねぇ!どこ行く??離して!!』
「...」
体育倉庫前にある手洗い場に座るように下された
『...』
急になんだろう...
「...なぁ、りん?俺のこと嫌いになったん?」
『...』
「あの男のほうが好きになったんか...?」
『ちがうっ!でも...好きになれたら幸せだろうなとは何度も思った...』
「......」
りゅうくんの掴んでいる手がゆるまった好きに
腕を振り払い走って逃げた
いきなりなんだったんだろう...
午前中最後の競技だったから
お昼休みとなっていた