初恋ってどんな味?
第3章 お互いを知る
『りーんー、帰ろうか?』
「先輩!!」
『テスト前だけど、ちゃんとワークとか持ったか?』
「?ちゃんと持ってますよ?」
『じゃあ行こうか?』
手を繋ぎ昇降口を出た
そのまま歩こうとすると
「先輩?まま待ちますよ?」
"ままは18時半までお迎え来ないって
それまで俺ん家でお勉強だよ♡"
りんの耳元で囁く
「えぇっ!何も聞いてないです!!」
『そうだろうね、お母さんがりんにサプライズ〜って言ってたもんね(笑)』
手を繋ぎながらなんでもない事を話しながら
俺の家まで歩いていく
てか俺、勉強に集中できるのかな?
最後まではまだ手は出しません!!!ってお母さんと約束したしな。
せっかく信頼を勝ち取っている以上、守らなくては!