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地下倉庫のパイズリ地獄

第1章 目撃

「今日も平和だな」
 教師の寺田真は伸びをした。真はある高校(進学校)で働く教師だ。去年から、生活指導の担当になっていた。

「寺田先生、ちょっと」
 同僚の桑原先生から声を掛けられる。
「どうしましたか?」
「実は、女子たちが地下倉庫に行ってるらしいんですよ」
「地下倉庫って、閉まってるはずですが」

「それが……」
「木下先生が?」
「はい。鍵を持って」
「分かりました。今日、行ってみます」
「放課後なので」


 その日の放課後、真は気付かれないように、地下倉庫に行った。

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