分け合う体温
第2章 隠れてキス
「どうしても、腑に落ちないな。友人として好きになれる関係なのに、好きになっちゃいけないって。」
ドキッとした。
「あの……あまり、深く考えないで。」
「相手に、彼女がいるとか?」
私達は、目をパチクリさせながら、見つめ合った。
「ふはははっ!」
「えっ、笑うとこ?」
私は涙を拭いて、思いっきり笑った。
「英吾。」
「ん?」
「有難うね。お陰で、元気出た。」
「うん?うん。」
なんだか、上手く言いくるめたようになったけれど、英吾のお陰で、吹っ切れた気がした。
これがおかしい事だって、理人にもう一度、言おう。
理人だって、私がこんなに悩んでいると知ったら、もう二度とあんな事はしないだろうって思う。
私は決心して、英吾と一緒に、屋上を後にした。
ドキッとした。
「あの……あまり、深く考えないで。」
「相手に、彼女がいるとか?」
私達は、目をパチクリさせながら、見つめ合った。
「ふはははっ!」
「えっ、笑うとこ?」
私は涙を拭いて、思いっきり笑った。
「英吾。」
「ん?」
「有難うね。お陰で、元気出た。」
「うん?うん。」
なんだか、上手く言いくるめたようになったけれど、英吾のお陰で、吹っ切れた気がした。
これがおかしい事だって、理人にもう一度、言おう。
理人だって、私がこんなに悩んでいると知ったら、もう二度とあんな事はしないだろうって思う。
私は決心して、英吾と一緒に、屋上を後にした。