分け合う体温
第6章 再開で
いつも理人を思い出す度、お母さんが寄り添ってくれた。
「理人ね。あっちの家で、うまく暮らしているみたいよ。元気だって。」
「そう。」
お母さんは、私の背中を摩ってくれた。
「由乃。理人との仲を、あんな形で引き裂いてしまったけれど……」
「ううん。姉弟で愛し合っているなんて聞いたら、誰だってああするわ。」
もう、お父さんとお母さんも、責めない事にした。
責めたって、仕方がない。
理人が、戻ってくることはない。
「由乃は、今でも理人の事が、好きなの?」
私は、静かに頷いた。
「そう。理人も一緒みたい。」
お母さんの口から、理人の事が語られる。
「他に好きな女の子、できないみたい。まだ、忘れられないのね、由乃の事。」
お母さんには不謹慎なんだけど、嬉しい。
「理人ね。あっちの家で、うまく暮らしているみたいよ。元気だって。」
「そう。」
お母さんは、私の背中を摩ってくれた。
「由乃。理人との仲を、あんな形で引き裂いてしまったけれど……」
「ううん。姉弟で愛し合っているなんて聞いたら、誰だってああするわ。」
もう、お父さんとお母さんも、責めない事にした。
責めたって、仕方がない。
理人が、戻ってくることはない。
「由乃は、今でも理人の事が、好きなの?」
私は、静かに頷いた。
「そう。理人も一緒みたい。」
お母さんの口から、理人の事が語られる。
「他に好きな女の子、できないみたい。まだ、忘れられないのね、由乃の事。」
お母さんには不謹慎なんだけど、嬉しい。