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イラクサの棘

第26章 トメラレナイ



体温計で計ると平熱
これなら出かけても大丈夫だ。

「ねえ、翔さん
さっきのクリーム借りるね」

「どうした?他にも塗るところあるのか?」

「うん、指先にも
塗りこんでおこうかなぁって。」

「そうだな、じゃあ俺も塗っておくな。」


「翔さんも荒れちゃう方なの?」

「いいや、けど、潤の熱も下がったし
今夜は潤とエッチできるだろ?
俺の指先が荒れてガサついてたら、解す時
潤のかわいいところが傷つくじゃん。」

「…そんなの…ローション買えば別に…
それに、昨日も、翔さんいっぱい舐めて
解してくれたし…大丈夫…」



真っ赤な顔して横向いてしまう
昨日の昼寝前の濃密な時間を思い出して  
いるのか、黙り込んだままだ。


そりゃそうだろな
最後には俺の身体に跨って
後孔を押し付けてくるみたいに
おもいきり腰を振りながら
潤のほうから挿入を強請ってきたんだから。

いわゆる本番寸前
風俗でいうところの素股って行為。

ガチガチに膨れ上がってる
俺のモノに潤の吐き出した精液を
潤滑剤がわりにして擦り付けて
潤の尻の狭間で小刻みに律動させると
後孔を押し付けながら全身をおおきく震わせて
ドライでイッたんだ。


「なら、今夜はこのクリーム
潤のかわいい部分に塗りこんでやるよ。
あまい潤の身体がより甘く仕上がるだろうな。」


「もうっ翔さんっ!」

「潤、今夜はおまえのぜんぶをもらうよ。
今夜はとろけるくらい愛し合おうな。」

「……俺のぜんぶ
うん、翔さん今夜…奪ってね。
もう、寸止めはもうヤダよ
俺もちゃんと翔さんのぜんぶが欲しい…」




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