イラクサの棘
第37章 オオカミ&オオカミ
「翔…あっ待って、捲っちゃダメっ」
布団を捲りあげるとそこに息づくのは
真っ白な肌の美しい肢体で横たわる潤。
はだけたシャツだけを纏って下半身は
なにも身につけていない。
片手は勃起してる自分のモノを握ってて
もう片方の手は?
「ダメっ見ちゃやだ!
こんな恥ずかしい格好…見ないで…」
「潤がオオカミなんだろ?
俺を襲うつもりで待ち伏せしてたんだよな?
なのになんで、1人エッチみたいな
オナニーなんてしてんだ?」
「これは…違うの…
だって…この部屋の中…翔でいっぱい
…だから…ァァ…んん…
待ち伏せしてるのに…翔が来てくれないから…」
合格、満点を挙げたいくらいだよ。
俺が願ってる以上に仕上がってきてる。
両手を掴んで唇を突き出してやると
頭を激しく振りながら夢中で舌を絡めてくる。
可愛くて色っぽい雄オオカミの
誘い上手な眼差しに射抜かれてすぐに
下腹部に血流が集まり始める。
「潤、こっちの指は?どこ触ってた?」
「…ぁ…前…勃っちゃった…から」
「そっか、そりゃ仕方ないよな。
潤は健康な男の子だもんな、ヌルヌルに
湿ってる。この指、潤の味がするぜ。」
「い、ぁあ…翔っ…ぁん」
ちゅぱんとわざと音をたてて舐めてやる。
「ん?こっちの指も濡れてるのは?
なんでだ、潤?」
「…やっぁ、あん…だって朝
…翔が…いっぱい…舐めてくれたから…」
「どこを?
どこを弄ってた?ちゃんと教えて。」
「…翔のいじわる…ここ…」
俺の指を持って自分で弄ってた尻の
後孔まで誘導する。
入り口部分が濡れてしっとり湿ってる。
ずいぶん自分で弄ってたのかもしれない。
「潤は1人でしてたんだ?
ちゃんと最後まで気持ち良くなれた?」
ふるふる首を横に振る
「お願い…翔…
優しいオオカミさんに…変身して…」