イラクサの棘
第9章 露天風呂
潤side
岡田先輩と翔さん
腰にタオルを巻いて2人で並んで
露天風呂から夜空を見上げている。
「すっげぇ、星空を独り占めしてる気分。」
「フフ、だろ?
タクラマカンで見た夜空を思い出すな。」
「はあ?
誰が!?アレは先輩に殺されかけた
俺の中では封印してる砂漠の一夜ですから!」
まるで漫才を観てるみたい
筋肉の質は違う2人だけど、
どっちも逞しい背中をしてるんだ。
どちらかと言えば
智の背中に似てるのは翔さんのほうかな?
肌色も、質感もぜんぜん違うけど
岡田先輩みたいにがっちりとした筋肉じゃなくて
もっとしなやかな筋肉で…
って…俺、なに馬鹿げたこと考えてんだろ…
すこし苦めの地ビールはすごく冷えてて
喉越しもスッキリしてるから
煽るように2本目を飲み干していた。
「潤、おまえそれ何本目?」
「え?あ、これで3本目かな?
ここ露天風呂だけどあったかいし、
このビールもすごく美味しいから。」
飲み過ぎだろって
ざぶざぶ湯の中を歩いて近づいてくる。
翔さんの腹筋はバランスよく割れてて
ハリのある胸板につい見入ってしまう。
「マジでおまえ飲み過ぎじゃねえのか?」
「そっかな?だって2人の漫才みたいな
会話も面白くて、笑ってると喉乾いちゃって
それに、このビール喉越しが良いんだもん。」
「それは地元で製造してるビールでな…」
地元のビールについてのウンチクを語り始める
岡田先輩が得意げに話しだすけど
内容なんてほとんどはいってこない。
タオルを外して俺のすぐ横に座った翔さんを
意識してしまってるせいだ。
岡田先輩と翔さん
腰にタオルを巻いて2人で並んで
露天風呂から夜空を見上げている。
「すっげぇ、星空を独り占めしてる気分。」
「フフ、だろ?
タクラマカンで見た夜空を思い出すな。」
「はあ?
誰が!?アレは先輩に殺されかけた
俺の中では封印してる砂漠の一夜ですから!」
まるで漫才を観てるみたい
筋肉の質は違う2人だけど、
どっちも逞しい背中をしてるんだ。
どちらかと言えば
智の背中に似てるのは翔さんのほうかな?
肌色も、質感もぜんぜん違うけど
岡田先輩みたいにがっちりとした筋肉じゃなくて
もっとしなやかな筋肉で…
って…俺、なに馬鹿げたこと考えてんだろ…
すこし苦めの地ビールはすごく冷えてて
喉越しもスッキリしてるから
煽るように2本目を飲み干していた。
「潤、おまえそれ何本目?」
「え?あ、これで3本目かな?
ここ露天風呂だけどあったかいし、
このビールもすごく美味しいから。」
飲み過ぎだろって
ざぶざぶ湯の中を歩いて近づいてくる。
翔さんの腹筋はバランスよく割れてて
ハリのある胸板につい見入ってしまう。
「マジでおまえ飲み過ぎじゃねえのか?」
「そっかな?だって2人の漫才みたいな
会話も面白くて、笑ってると喉乾いちゃって
それに、このビール喉越しが良いんだもん。」
「それは地元で製造してるビールでな…」
地元のビールについてのウンチクを語り始める
岡田先輩が得意げに話しだすけど
内容なんてほとんどはいってこない。
タオルを外して俺のすぐ横に座った翔さんを
意識してしまってるせいだ。