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刑事とJK

第58章 破壊

刑事、刑部、警察

全てを潰しに掛かる…ということは、こそこそ隠れるつもりはない
ということだ



つまり、ただの復讐か何かを考えていて

事が起こった後のことは、どうでもいいという考え方の集団…


「…そういう奴らは、何しでかすかわかんねぇからな…

当たって砕けようとする奴らに、説得なんかは効かねぇ」



「まぁ、そうとれるかな?

とりあえず、一週間後に俺たちがどう対策を取るか、だな」




「待ち構えるだけってのも癪だからな…
調べてみっか」




斉藤は膝を叩いて立ち上がった



「今回は、俺を良いように使ってくれていいぞ?」




「いつも使ってやってんだろ」





「…ふっ
まあな」







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―――――――――――






ここはあたしの部屋



よくわかる

だってあたしの部屋だもん





斉藤は、いつも部屋の真ん中に立っている


お決まりの、だらけたスーツ姿で
仏頂面。





でも、あたしは知ってるの





このままだと、斉藤は消えちゃうってこと…





怖くて怖くて



あたしは動けない



それでもやっぱり、斉藤に手を伸ばそうとするの




怖いけど、



ゆっくりと手を伸ばすの








もう少しで届くところで


斉藤は消えてしまう





するとたちまち、部屋は白黒のモノトーンに変わる




続いて地面から、バラバラと崩れていく…





床も家具も天井さえも…






そして後に残るのは






あたし






だけ







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