
【リレー小説】ルイーダの酒場
第20章 ドカーンしないで!
イワハシはクランチを抱えたままでも、次々とモンスターを一人でなぎ倒す。
ゴールドフィンガー、タイガークローと必殺技の連続。
クランチは、お前大丈夫かといった目でイワハシを見ていた。
ムト達は、おそらくはぐれメタルの発生率の高いフロアにいるはず。だが、そのフロアからは、上空は見えない。
階段とエレベーターを使いムト達がいるフロアに辿り着いた。
「ムトのだんなぁーーっ!」
その声に気付いたのか、パームが振り返る。
「あれ、イワハシ。なにしに来たんだ?」
「おぉ、パーム。いま、魔物の大軍が、上空からこの塔に向かっているぞなもし」
「はぁ!?」
「火の気のないところで、急に火がボッと出て、囲まれるように増えたらやつがあらわれる」
「うん、よくある登場やね」
なんて話していたら……
炎がムト達を囲うようにいくつも付きだし、それらが姿を変え、魔物となって現れた!
「……ほら。やっぱりな」
確かにお約束的な登場だったが、現れた魔物達からはとんでもねぇ殺気を感じ、ムト達は緊張感を持って身構えた。
「おうおうおうっ、お前らぁっ! いつまでも調子にのってんじゃねぇぞ、ゴラァッ!」
と、魔物の大群の中でもっとも偉そうで強そうな中ボスが、人をなめるように顔を上下に動かしながら、ムト達に凄んできた。
「ていうか、何でチンピラみたいな絡み方なんだよ。ドラクエの世界観を大切にしろよ」
「しょうがねえだろっ! 俺を思い付きで作って出したヤツが詳しく書かねぇから、俺は名前も姿でさえもあやふやなんだよッ!!」
姿が黒いモヤモヤ状態の"中ボス"は不満を辺りに撒き散らした。
ゴールドフィンガー、タイガークローと必殺技の連続。
クランチは、お前大丈夫かといった目でイワハシを見ていた。
ムト達は、おそらくはぐれメタルの発生率の高いフロアにいるはず。だが、そのフロアからは、上空は見えない。
階段とエレベーターを使いムト達がいるフロアに辿り着いた。
「ムトのだんなぁーーっ!」
その声に気付いたのか、パームが振り返る。
「あれ、イワハシ。なにしに来たんだ?」
「おぉ、パーム。いま、魔物の大軍が、上空からこの塔に向かっているぞなもし」
「はぁ!?」
「火の気のないところで、急に火がボッと出て、囲まれるように増えたらやつがあらわれる」
「うん、よくある登場やね」
なんて話していたら……
炎がムト達を囲うようにいくつも付きだし、それらが姿を変え、魔物となって現れた!
「……ほら。やっぱりな」
確かにお約束的な登場だったが、現れた魔物達からはとんでもねぇ殺気を感じ、ムト達は緊張感を持って身構えた。
「おうおうおうっ、お前らぁっ! いつまでも調子にのってんじゃねぇぞ、ゴラァッ!」
と、魔物の大群の中でもっとも偉そうで強そうな中ボスが、人をなめるように顔を上下に動かしながら、ムト達に凄んできた。
「ていうか、何でチンピラみたいな絡み方なんだよ。ドラクエの世界観を大切にしろよ」
「しょうがねえだろっ! 俺を思い付きで作って出したヤツが詳しく書かねぇから、俺は名前も姿でさえもあやふやなんだよッ!!」
姿が黒いモヤモヤ状態の"中ボス"は不満を辺りに撒き散らした。
