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【リレー小説】ルイーダの酒場

第17章 スカイドラゴンの卵

ザコがいなくなったせいか、回復呪文を唱える者がいなくなった首領は、ただひたすら攻撃するのみ。
だが、レミファは死んでしまい、言葉が赤くなった。

「やべ……イワハシ、テヘペロ! 頼んだ!」

奇跡が起これとムトは祈りの指輪を手に当て念じた。



MP復活。

「うそやろ!」

使ってみて、初めて効果がわかるものがある。

ムトの援護のかいあって、ついに……首領を倒した。

『ククク……バカなやつらめ。この祭壇には導きの手綱はない』

「なんだと!」

『あるのは……スカイドラゴンの卵……グフッ』

「そっちの方がすごいやん!」

すると、後ろから「おーい」パームの声がした。

「ようやく上がってこれたよ。導き手綱、52階にあったわ」

「……俺ら、なにしにここまで来たんだ?」

レミファはパームが途中の階で拾ってきた、世界樹の葉で生き返った。

「宝箱もあまりなくてさ、満月草と目覚めの花と薬草くらいしか無かった」

「のちのち、まあまあ使うことなく余りそうなアイテムばっかりだな」

「だけど、この塔、はぐれメタルむっちゃいるぞ。俺、攻撃力無いから耐えるか逃げるかしかしなかった……」

メンバーはしばらくの間、塔の中に滞在した。



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