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【リレー小説】ルイーダの酒場

第18章 泉の女神

無音で着地する一同。何事もなかったかのように、ルーラでダーマ神殿へ……。

天井に頭をぶつけて激痛を負うのに、なぜ高所から飛び降りて傷一つないのだろう?

スライムの攻撃ならHPが1くらいは減るのに……そんな矛盾も感じつつ、大神官カネミツの前に。

パームは、魔法戦士になりたいと大神官に懇願。本来なら、戦士に転職してからレベルを積んで魔法戦士となるのだが、いろんな意味で特別に魔法戦士となった。

ムトが大神官カネミツの前に立つ。

「またお前か」

ダーマ神殿大神官が絶対言わないであろう言葉を、ここではハッキリという。
ムトは不適な笑みを浮かべる。

「ようやく会えたな」

「しょっちゅう会ってるような気がします」

「仏の顔も三度までって言葉を教えてやる」

「はて、私がなにかしましたか?」

パームとイワハシがムトを止める。

「落ち着きなはれ、ムトの旦那! いま、やってもうたら、二度と戻れまへんで」

「モゴラモ!(ベギラマ!)」

パームがとっさに口を塞いだおかげで、呪文を食い止めた。

ムトはその手を払い除けた。

「貴様のせいで、生理痛に悩まされてんだよ!」


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