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夢の中のお義父さんに犯されて…

第14章 直斗さんの愛

引越し屋さんに荷物を運んでもらい、空っぽな部屋にさよならと言い、お義父様にも

「短い間でしたがお世話になりました。」

「お世話になったのはワシの方じゃ、たまには顔見せにでも来ておくれ。」

「お正月にでも直斗さんと一緒に来ますわ。」

「体に気をつけてな。」

「お義父様も…それじゃ私行くわね。」

短い間では有りましたが、私の人生の中で味わった事の無い、色々な出来事があったこの家にもお別れを言って私の中で一つのピリオドを討ちました。

あれから数日が経ち、私は浜辺を散歩したり、庭の手入れをしたりする平凡な毎日を送っていて

「あぁ~…毎日平和ねぇ…ちょっと退屈なところあるけど、これでいいのよね…。」

今までが刺激的すぎて平和で平凡な日々に慣れていない私は、少しだけ退屈さを感じていた時、携帯電話が鳴り

「もしもし…。」

「私、琴美だけど覚えてる?」

「あぁー、久しぶり、覚えてるわよ。」

「連絡先教えて貰ったけど、連絡して良いのか悩んじゃって。」

「私もよ。」

「私、今そっちに居ないんだけど、そっちに帰ったらまた会いたいなぁ、なんて思ってね。」

「会いたいとは思うけど、私も今は横浜には居ないの…旦那の出張先で一緒に住む事になってね。」

「そうなんだ…残念ね、出張先って何処なの?」

「神戸よ。」

「えっ…私も今神戸よ!私の実家が神戸でね、あの時の彼と別れて実家に戻って来ちゃって、そろそろ一人で暮らさなきゃかなぁ~って思って、美香子さんに電話してみたのよ。」

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