トライアングルパートナー
第19章 純子の再生
純子は調整役の人格・順子に質問したが、彼女はまったく出てこなかった。しばらく廊下を歩いていたが、きびすを返し、会議室に戻ろうとした。
「もう、純子さん、いい加減に自由になろうよ。あなたは昼間、潤子は夜間。それぞれ、しっかり生きてきたけど、もう、仲良くしたら、どちらもあなたなのよ」
純子は歩みを止めた。しばらく、廊下で立ち止まって思案したが、きびすを返し、危機管理対策室長室に向かった。
「分かったわ、順子さん。でも、あたしと潤子さんが仲良くしたら、あなたはどうなるの?」
「どうにもならないわよ。いつだってあなたなのだから……」
「もう、純子さん、いい加減に自由になろうよ。あなたは昼間、潤子は夜間。それぞれ、しっかり生きてきたけど、もう、仲良くしたら、どちらもあなたなのよ」
純子は歩みを止めた。しばらく、廊下で立ち止まって思案したが、きびすを返し、危機管理対策室長室に向かった。
「分かったわ、順子さん。でも、あたしと潤子さんが仲良くしたら、あなたはどうなるの?」
「どうにもならないわよ。いつだってあなたなのだから……」