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トライアングルパートナー

第31章 慎之介の波

「進一さん、大丈夫よ、慶子さんは大きな愛で包んでくれる女性よ。私も同じ。安心するのよ。誰と結婚や同棲していても、私たちには関係ないことなの…… わたしたちが愛で満たされることこそ大切なのよ。あなたは抵抗できないのではないわ。あなたはたくさんの愛に寛容な体と心なだけなの。わたしはあなたに初めて会ったとき、そのことを感じていたわ…… あなたは優れた能力者なのよ、だから、どんな愛にも寛容でいいの、さあ、いつものようにわたしに体を委ねるといいわ。さあ、後ろを向いて」
 そう言った純子は進一のネクタイを首から外すと進一の腕を後ろに引っ張り、手首をネクタイで縛り上げた。
「ほんと、進一さんも、久しぶりにワクワクするでしょ?」
 進一の呼吸はすでに荒くなっていた。
「痛いよ、早く開放してほしい」
「進一さんもやはりワクワクしているのね? さあ、前を向いて、ベルトを外すから、すぐに開放されて気持ちが楽よ…… 慶子さんは大丈夫よ、花山さんにおまかせしましょう。慶子さんもあちらでワクワクしているはず。わたしたちはわたしたちで今を楽しみましょう……」

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