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トライアングルパートナー

第32章 純子の構想

「おきれいです。若い方の肌は透き通るようでございます。未来の上司の清いお体に触れさせていただけるとは、植木は果報者でございます」
 そう言った植木はシャワーヘッドを手に取り、湯を出した。湯を自らの手の甲に当て温度を確認した。
「慶子さま、お体にお湯をお掛けいたします。温度を調節いたしましたが、熱かったらおっしゃってください」
 植木はそう言うと、慶子の二の腕にシャワーの湯を少しずつ当てた。
「熱くございませんか?」
 恥ずかしくて顔を赤くした慶子は首をブルブル振り唇は固く閉ざしていた。慶子は緊張して声が出なかった。腕を胸に強く押し付け、股間の手は豊かな茂みをつかんで歯を食いしばった。慶子には植木の顔が父に見えてきた。大好きな父と風呂に入るどころか赤の他人と入っている現実を思うと、罪悪感で苦しくなり逃げたい気持ちで息ができない。
 しかし、慶子の茂みの奥はもう十分過ぎるほど湿っていた。慶子は逃げたいと思う心と植木に早く抱かれたいと思う心がせめぎ合い、心臓の鼓動がどんどん早くなっていた。
 シャワーの湯が腕から肩に移っていく。湯の移動に合わせ、植木の手の平も同じように後を追って慶子の肌をなでていく。
「あぁっ…… お父さま」
 慶子に罪悪感が押し寄せ、頭が上気し体まで熱気を帯びてきて息が荒く苦しくなった慶子は閉じていた口を大きく開け息をはいた。
「慶子さま、愛し愛されることは、相手を思う大切な心をお互いが確認し合う行為なのです。さあ、本能のままに相手を思うエネルギーを放出するのです。さあ、力を抜き、心を開放し、植木の愛を全身全霊でお受けくださいませ」
 植木はそう言うと、慶子のあえぎ初め、固く閉じていた唇が開き始めた唇の上にキスをした。口をふさがれた慶子は苦しさで植木にしがみついた。

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