トライアングルパートナー
第1章 二人
今田純子は、初めての係長職選考試験で進一から1年ほど昇任が遅れた。どんなに優秀でも経験年数が必要ということが組織にはあった。経験年数を重視する年功序列という日本独特の慣習だ。
ところが、年齢を重ね30歳の彼女が係長という職に就き実績を積むに従い、気さく、かっ達、笑顔、という好感度とともに、彼女の隠している秘密の魅力が強すぎて周囲に漏れ出てしまう。そばに寄るだけで、匂いを嗅いだ男性管理職は刺激され理性を失う。性フェロモンだ。ますます彼女を部下にしたい、プライベートでは下部になりたい、隷属したい、という異様な願望を抱かせた。近年、女性でも男性ホルモンを有する方がおられる。だから、女性でも純子に興味を抱く女性もいる。周辺に彼女の怪しげな能力が漏れ出てやまない。まさに神がかった魔性の能力だ。彼女の体臭を嗅いだ人間は、心地よくなり、もっと心地よくなりたくて、部下にしたいとか、同僚として一緒に仕事をしたい、とか、まれに下部になりたい、と切望し、彼女の背後に従ってしまう。これは異性、同性に関係せず引き寄せる集合フェロモンだが、強すぎると魔性の能力だ。彼女は生まれたときから、こんなにすごい愛すべきフェロモンを持っていた。その恩恵である官能を一番に最大、最高に受けることができた人間がフツメンの今田進一だった。容姿はフツメンでも、あそこは違った。
ところが、年齢を重ね30歳の彼女が係長という職に就き実績を積むに従い、気さく、かっ達、笑顔、という好感度とともに、彼女の隠している秘密の魅力が強すぎて周囲に漏れ出てしまう。そばに寄るだけで、匂いを嗅いだ男性管理職は刺激され理性を失う。性フェロモンだ。ますます彼女を部下にしたい、プライベートでは下部になりたい、隷属したい、という異様な願望を抱かせた。近年、女性でも男性ホルモンを有する方がおられる。だから、女性でも純子に興味を抱く女性もいる。周辺に彼女の怪しげな能力が漏れ出てやまない。まさに神がかった魔性の能力だ。彼女の体臭を嗅いだ人間は、心地よくなり、もっと心地よくなりたくて、部下にしたいとか、同僚として一緒に仕事をしたい、とか、まれに下部になりたい、と切望し、彼女の背後に従ってしまう。これは異性、同性に関係せず引き寄せる集合フェロモンだが、強すぎると魔性の能力だ。彼女は生まれたときから、こんなにすごい愛すべきフェロモンを持っていた。その恩恵である官能を一番に最大、最高に受けることができた人間がフツメンの今田進一だった。容姿はフツメンでも、あそこは違った。