トライアングルパートナー
第12章 ゲームの対戦相手
慎之助は慶子の質問に驚いた。店長室の隅にある階段室に通じるドアはしっかり施錠され、いわゆる開かずの間になっている。彼が邪心界から降りてきた階段だ。「思考の階段」は天上界に通じるだけでなく、どんな経緯か知らないが、邪心界にもつながっている。だから、彼が神の使いから転落したとき、エロMエッサイ無に救われ、邪神界に身を置いた。そして、人間界に降りるとき、天上界とつながっていることを知った。しかし、つながっていても、彼には邪心界からさらに上に上ることはないだろう。
それ以来、邪神界から上の階段を意識したことはない。彼に階段は必要ない道具だった。人間界に降りてからは、連絡はエロMエッサイ無から来ても、彼からは一切連絡をすることはなかった。そのゴッドゲーム店にある機密でも、最高機密になる階段のことを慶子は知っているのか? だから、秘密をなんとなくきいてきたのだろうか。彼女の意図がわからず、いろいろ、思い巡らした彼は慶子の質問に黙った。
「おーい、慎之助ちゃんさ、慶子ちゃんと、これから何するの? 彼女は大切にいたわってやんなさいよ、とびきり、かわいいんだからさ」
慎之助はその声を聞いて条件反射のごとく、慶子と並んで立っていた場所で、突然、床にひれ伏した。慶子は何事が起きたかと体を硬直させた。
「ははぁぁー、エロMエッサイ無さま、なんなりとおっしゃってくださいませぇー」
「慎之助ちゃんさぁー 慶子をクリスマスデート難民にするなって、言ったけどさ、おまえが慶子の相手になれとは言ってなかったぞ。おまえ、人間にたくさんの愛を与える使命を、分かってるの? おまえじゃ、慶子ちゃんの相手は無理だぞ。おまえは人間じゃないからな。慶子ちゃんを気遣ってのことだとは思うが、慶子ちゃんを悲しませたりしたら、慎之助ちゃんをお仕置きしなぁーあかんから、そこんところ、うまく、やってよ。まあ、しっかり、慶子ちゃんのホロー、引き続き、たのむわぁーーーーーぁーーー」
それ以来、邪神界から上の階段を意識したことはない。彼に階段は必要ない道具だった。人間界に降りてからは、連絡はエロMエッサイ無から来ても、彼からは一切連絡をすることはなかった。そのゴッドゲーム店にある機密でも、最高機密になる階段のことを慶子は知っているのか? だから、秘密をなんとなくきいてきたのだろうか。彼女の意図がわからず、いろいろ、思い巡らした彼は慶子の質問に黙った。
「おーい、慎之助ちゃんさ、慶子ちゃんと、これから何するの? 彼女は大切にいたわってやんなさいよ、とびきり、かわいいんだからさ」
慎之助はその声を聞いて条件反射のごとく、慶子と並んで立っていた場所で、突然、床にひれ伏した。慶子は何事が起きたかと体を硬直させた。
「ははぁぁー、エロMエッサイ無さま、なんなりとおっしゃってくださいませぇー」
「慎之助ちゃんさぁー 慶子をクリスマスデート難民にするなって、言ったけどさ、おまえが慶子の相手になれとは言ってなかったぞ。おまえ、人間にたくさんの愛を与える使命を、分かってるの? おまえじゃ、慶子ちゃんの相手は無理だぞ。おまえは人間じゃないからな。慶子ちゃんを気遣ってのことだとは思うが、慶子ちゃんを悲しませたりしたら、慎之助ちゃんをお仕置きしなぁーあかんから、そこんところ、うまく、やってよ。まあ、しっかり、慶子ちゃんのホロー、引き続き、たのむわぁーーーーーぁーーー」