ナカまで愛でてトロトロに溶かして
第4章 【本音と建前】
指と指を絡めながらグラインドしてポルチオを充てがう。
麗しい声で喘ぐ私に固くする。
こっちも良い眺めよ。
余裕なくなってきてる?
ギュッと握るの合図なの?
我慢出来なくなって上体を起こしてきた。
抱きついてきて肩で息してる。
「なんだかんだ言って俺、色々とおあずけされてきたんだけど?」
「そう……でしたっけ?」
「俺が行くと必ずと言って良いほど元旦那が居たじゃねぇかよ」
「そんな事も…ありましたね」
「力尽くで奪うぞ?コラ」
「あぁん……今の良い…っ」
怒りながら罵りながら突き上げられるのは快楽でしかない。
「俺とのセックスの方が良いだろ?」
「え…?」
一瞬素に戻った私を見て後ろに手を着き下から攻めてきた。
「お前今、違う男思い浮かべてたろ?もう許さねぇ、考えられないようにしてやる」
「あぁん……やっ……あっあっ…あんっ」
仕方ないよ、真っ先に浮かんだのは鍵山さんじゃない。
章介でもなくて、今は蓮くんとのセックスを思い浮かべてしまった。
近年稀に見る極上のペニスだったの。
けど鍵山さんは知らないからずっと章介に妬いてるのよね。
最近会ってない……呼び出すなら蓮くんかも知れない。
そろそろ連絡来そう。
そう思った瞬間、本当に着信がきて。
スマホ画面見られた。
手を伸ばして取り、電源切ろうとしたら「出ないの?」って意地が悪いよね。
何でセックス中に着信出なきゃならないのよ、そんな趣味ないけど。
ていうか即バレでしょ、相手に。
「どっち優先するの?教えてよ」
そう耳元で言うとスライドされて通話状態になった。
一切喘げなくなり鬼畜なイタズラに乗せられる。
身体を離し「もしもし」とやっと声を出したのに最奥まで突き上げてきてマジで蹴り上げようかと思った。
胸板に脚はスタンバイしてる。
でもそのままピストンされたら余計に感じてしまう位置だ。
__久しぶり、どう?体調は
「え?」
__そろそろぶっ倒れてる頃じゃねぇかと思ってさ
見事に的中されて返す言葉もない。
そういや章介に介抱されてた頃もあったな。
別れて何年も経ってるのにそんなのいちいち覚えてたんだ。