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瑠璃色の補習

第2章 補習Ⅰ(キスの仕方)

北沢「それじゃあ始めようか。一応、教科書に沿っては説明するけれど、メモしたりはしなくていいからな?今日は手の繋ぎ方、ハグ、キスまでを目標にやろうか。」

瑠璃「///はい。」

性知識も浅く、男慣れしていない瑠璃は早速顔を赤らめる。

北沢「まず、これらの行為は好意を持った男女間で行われるものだ。基本的には手を繋ぐのから始まってハグをして、それからキスという流れが多いかな。手の繋ぎ方にも恋人繋ぎとか、ハグにはバックハグとか、キスにもフレンチキスにディープキスと色々あるけど、まあ、自分が心地よいって思えることが一番大事だな。ここまで大丈夫そ?」


瑠璃「はい。」


今まで彼氏がいたこともなく、キスもしたことがないため緊張でいっぱいになっている瑠璃に北沢は優しく微笑む。

北沢「じゃあ、出来るところまでやってみよっか。」


瑠璃「あのっ、、私、、」


北沢「ん?」


瑠璃「ハグも、キスもしたことなくて、、」


北沢「大丈夫。だから俺が教えてるんでしょ?じゃあまず手を繋いでみよ?はい!早河!手!」


そう言って北沢は瑠璃の手を取る。


北沢「大丈夫そ?」


瑠璃「はい、、。」


北沢「そしたらこれが、恋人繋ぎね?」


そういうと北沢は瑠璃の指に自らの指を絡めた。


ドクドク、、


瑠璃の心臓は既に大きな鼓動を響かせている。

北沢「じゃあ、次はハグしてみようか。おいで早河!」

2人はソファーから立ち上がりハグをする。

北沢の柔軟剤の香りが瑠璃の鼻をくすぐる。






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