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瑠璃色の補習

第2章 補習Ⅰ(キスの仕方)

5分ほど経った。
今だに瑠璃は北沢の背中を叩けないでいた。

北沢とのキスが嫌なわけではない。寧ろ始めてのキスが北沢でよかったとさえ思っている。しかし瑠璃には少しの勇気が必要だった。


北沢は同じテンポで瑠璃の頭を撫で続ける。

瑠璃は自分が北沢を拒否していると思われたらどうしようかと焦る。


瑠璃「せんせっ、あのね、私、先生のこと嫌なわけじゃないんだけど、、だけど、、、」


北沢「だーいじょうぶ。わかってるから。早河の気持ちが出来上がるまでいくらでも待つから。ゆっくりでいいよ?」


瑠璃の耳元でそう囁くと

トントン、、トントン、、

今度は瑠璃の背中をさすりはじめる。


低い声と大きな体で全てを受け入れてくれる北沢に瑠璃は心を許し始めていた。


先生なら大丈夫かも、、。


そう思った時瑠璃は無意識に2度北沢の背中を叩いていた。







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