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瑠璃色の補習

第6章 体育祭

体育館につくと既に会場は盛り上がっていた。
瑠璃も環奈もバスケに出場するので出番はまだだ。

人混みをかけ分けながら中に入る。

瑠璃は無意識のうちに北沢を見つけてしまう。
北沢はバレーボールの審判をしていた。

ちょうどうちのクラスと鷹野くんのクラスの試合だった。
環奈は自分のクラスではなく鷹野くんの応援をしていた。

試合を見ながらも瑠璃は北沢を目で追ってしまう。

瑠璃のクラスの体育の担当は北沢ではないので、普段性の授業でしか会わない北沢の知らない一面を見れて嬉しかった。


結果は鷹野くんのクラスの勝利。自分のクラスは負けたのに環奈は嬉しそうだった。

審判を終えた北沢先生と目が合う。

北沢「おー次、バスケだぞ!お前ら出るんだろ?準備しとけよー?あっ、鷹野活躍してたな笑」

北沢先生は環奈をからかう。

環奈「もー!やっぱりさっき聞いてたんじゃん!」

環奈は頬を膨らませて怒る。
先生はハハっと笑う。

??「環奈ちゃん!呼ばれてるよ?」

他の女子に呼ばれた環奈は

環奈「ごめん瑠璃ちょっと行ってくる!」

行ってしまった。

瑠璃は北沢と2人になった。

瑠璃「先生は次のバスケも審判ですか?」

北沢「いや、次は空き!」

瑠璃「そうなんですね。、、、。」

北沢「次、早河出番だろ?ちゃんと見てるから。」

瑠璃「えっ、、///」

『バスケに出場する選手の皆さんはステージにお集まりください』

北沢「おっ、よばれてんじゃん!んじゃ頑張れよ!」

そう言ってポンポンっと瑠璃の頭を撫で北沢はいなくなってしまった。

やっぱり好きだ。先生のこと好きだ。

瑠璃ははっきりと自分の気持ちに気づいてしまった。

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