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瑠璃色の補習

第7章 修学旅行

集合時間になりバスに戻ると先生たちが立っていた。
環奈はあの一件以来、北沢に怒り気味だ。

環奈「瑠璃を振るなんて意味わからない!女見る目ないね!」

といつも言う笑
だから今日も

環奈「瑠璃はあんたにはもったいないぐらいいい女なんだから、瑠璃のことたぶらかさないでよねー!」

と北沢に言う。

北沢「おいおい、俺は仮にも教師だぞ?笑 その言葉遣い何とかなんねーのかよ?笑笑」

と話題を変えて先生は逃げる。


そして、バスの中で配られた追加のしおりには衝撃の記載があった。

※部屋割りは性の実習のペアとになります。入浴時間も男女で分けていませんので2人で時間を決めて入浴してください。

バスの中はもちろん大騒ぎ。
喜んでいる子もいれば半泣きの子もいる。

環奈と鷹野君は恋人申請をしてペアになったので同じ部屋だ。
2人はなんだかんだ嬉しそう。

私は、、??

北沢「早河!ちょっといい?」

ホテルのロビーで学生の群れから1人呼び出される。

北沢「楽しんでるところごめんな?あのさ、部屋割りについて相談なんだけどさ、今のところ早河は俺の部屋で見るってことになってんだわ。」

早河「はい、、。」

振られた相手だと言うのに嬉しいような気まずいような複雑な感情だった。

北沢「それでなんだけど、もし早河が俺と同室嫌だったら、風間と組むこともできるけどどうする?アイツもペアいないから!お前ら同んなじ班だろ?」

瑠璃「、、、。」

風間くんはすごくいい人だけど、、やっぱりいっしょに眠るとなると、、少し警戒してしまう。
でも、これは先生から遠回しに風間くんと組めって言うメッセージなのかな。迷惑かけたくないし、、

北沢「お前、変なこと考えてそうだから先に言っとくけど、俺は早河と同室、嫌とか迷惑とか1ミリも思ってないからな?笑」

瑠璃「、、ほんと?」

それでも決めかねている私に先生は助け舟を出してくれる。

北沢「あたりまえじゃん!とりあえず今日は俺の部屋に来て明日、気が変わったら風間の部屋に行くってのもアリだけど?」

瑠璃「じゃあ、そうしてもいいですか?」

北沢「うん!そんじゃ、また後で!」

先生のこと諦めようと思っていたのにまた好きになっちゃう、、。

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