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瑠璃「別に、、理由なんてありません、、」

北沢「ふーん、、俺にはそんな風には見えないんだけど、、。だって、早河、他の勉強は頑張ってるでしょ？」

瑠璃「、、、。」


北沢「今の世の中、どの学校でも、この授業の単位取ってもらわないとどんなに秀才でも卒業できないの、分かってるよね？こんなにも成績優秀な君が性の授業だけは出席しない。それには何か訳があるんじゃないかと思うんだ。」


瑠璃「、、、。」


北沢「俺は君に留年や退学なんてものはして欲しくない。きちんと卒業してもらいたい。だから単位をしっかり取ってもらいたい。でも、君を傷つけることはもっとしたくない。だから教えてほしい、、。授業に出ない理由を、、。どう？俺に話せそう？」


瑠璃「、、、。」


北沢「、、、まっ、今日いきなり会った人にそんな急には話せないよなぁー笑」


瑠璃「、、、ごめんなさい。」


瑠璃は自分のために時間を割いてくれた先生に何も話せないことに少なからず罪悪感を感じていた。


北沢「早河が謝ることじゃないよ？でもさ、また気が向いたらいつでもいいから、ここに来て学校生活のこととか好きな食べ物とか芸能人とか、どんな話でもいい。聞かせてよ？」


瑠璃「はい、、。」
　

瑠璃はなんでこんなにも自分に熱心に向き合ってくれれるのだろうかと不思議だった。


北沢「あっ、あと、授業のことだけど、早河がただのサボりじゃないって分かってるからこれからも無理に出てこなくていいから！」


生徒指導室を出ようとする瑠璃の背中に北沢は伝えた。