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瑠璃色の補習

第9章 修学旅行3

瑠璃は近くの病院に運ばれることになった。
先ほどの警官たちは拓人と一緒に部屋を出ていき、代わりにすらっとしていて腰まであるロングヘアをくくった女性警官が部屋に入ってきた。
北沢に一礼をすると

警官「瑠璃ちゃん、こんばんは!私がこれから瑠璃ちゃんを病院まで連れて行く藤咲です!ここを出る前にお着替えお手伝いしてもいいかな??」

藤咲と名乗った警官は瑠璃を怖がらせないように北沢にしがみつく瑠璃に目線を合わせ話しかける。

瑠璃は返事もせず北沢にしがみついたままである。

藤咲「北沢先生ですね?お話は伺っております。瑠璃ちゃん、かなりショックが大きく退行もしているようなので私が何かするよりも信頼している北沢先生にお願いした方がいいと思うんです。お願いできますか?」

北沢「もちろんです。」
藤咲はガウンと紙おむつを北沢に手渡した。

北沢「瑠璃〜?病院行く前に先生とお着替えしよっか!」
自分にしがみつく瑠璃の顔を覗き込みながらそっと瑠璃の細い腕を解こうとすると

瑠璃「せんせっ、、どこにもいかないでぇー!!」

瑠璃は軽くパニックになる。

北沢「うん、どこにも行かないよ?先生ずっとここにいるから。抱っこしたままお着替えしよっか。」

裸にタオルケットを巻いたままだった瑠璃からそっとタオルケットを外すと痛々しい身体が北沢の胸を苦しめた。
小さな瑠璃のワレメからは白濁が溢れたままだった。

北沢は一刻も早く、その忌まわしい白濁を拭き取ろうとすると

藤咲「先生、お辛いとは思いますが大切な証拠になりますのでキレイにするのはもう少しだけお待ちいただけますか?」

と辛そうな表情の藤咲に止められた。

北沢は怯えたままの瑠璃を抱っこし、藤咲と共に病院へ向かった。

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