
オトリ捜査
第5章 出勤
彩は、警視庁へ行くために埼京線の満員電車に揺られている。
本当にぎゅうぎゅう詰めの状態だ。息苦しい。
周りを見渡すと、中には目を閉じて寝ている人もいるが、ほとんど全ての人がスマホを見ている。彩も同様にスマホで、ネットニュースを見ていた。
すると、突然膝辺りに人の手で触られている感触があった。
彩は、「え?もしかして、もう実戦?今日から、研修なのに、どうするのよ!まだ何も教えてもらってないんだけど……。困ったわね!」と思い、気持ちが焦った。仮にも彩は、警察官だ!ただ触られていて良いわけがない!しかし、逆に対応も難しい!一般の女性でないだけに……。どうする……。
彩が悩んでいると、
「ママ、まだかな~。」
という男の子の声がした。
「あと、駅5つくらいかな~。」
女性の声がした。膝の辺りに手を置いていたのは、小学校低学年くらいの男の子で、お母さんと一緒に電車に乗っていたのだ。
彩は、「な~んだ、男の子は掴まるところがなくて、私の膝に掴まっていただけなのね!ビックリした~。」
っと、肩を撫で下ろした。
「良かった、痴漢じゃなくて……。」
彩は、心の底からそう思った。オトリになることを決めた時点で触られることには、もう既に覚悟は決まっていたが、今はまだ、対処の仕方が分からない。今は、困る。
本当にぎゅうぎゅう詰めの状態だ。息苦しい。
周りを見渡すと、中には目を閉じて寝ている人もいるが、ほとんど全ての人がスマホを見ている。彩も同様にスマホで、ネットニュースを見ていた。
すると、突然膝辺りに人の手で触られている感触があった。
彩は、「え?もしかして、もう実戦?今日から、研修なのに、どうするのよ!まだ何も教えてもらってないんだけど……。困ったわね!」と思い、気持ちが焦った。仮にも彩は、警察官だ!ただ触られていて良いわけがない!しかし、逆に対応も難しい!一般の女性でないだけに……。どうする……。
彩が悩んでいると、
「ママ、まだかな~。」
という男の子の声がした。
「あと、駅5つくらいかな~。」
女性の声がした。膝の辺りに手を置いていたのは、小学校低学年くらいの男の子で、お母さんと一緒に電車に乗っていたのだ。
彩は、「な~んだ、男の子は掴まるところがなくて、私の膝に掴まっていただけなのね!ビックリした~。」
っと、肩を撫で下ろした。
「良かった、痴漢じゃなくて……。」
彩は、心の底からそう思った。オトリになることを決めた時点で触られることには、もう既に覚悟は決まっていたが、今はまだ、対処の仕方が分からない。今は、困る。
