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オトリ捜査

第5章 出勤

男の子は、彩のお腹辺りまでの身長で、彩の膝の辺りに手をおいてつかまっていた。子供なりにお尻とかは触ってはいけないと思っているのかもしれない。しかし、膝ではつかまるところが低すぎるのか、膝においた手を、上に滑らせ、彩の膝丈のスカートの下に手を入れて太ももにつかまった。

電車が揺れる度に、男の子の手が、太ももを撫でるように滑り、もう一度つかまり直す。その繰り返しで、彩は、太ももを優しく触られているような感覚に陥る。

男の子に変な気持ちは、無いはずだ。彩は、そのまま様子をみることにした。

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