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オトリ捜査

第5章 出勤

男の子は彩の中に指を奥まで入れ、指を動かした。ぎこちない動きだが、なぜか慣れているような手付きである。

彩が虚ろな目で赤い顔をしているのを見て、お母さんは、

「大丈夫ですか?お熱でもあるんじゃないでしょうか?」

と言った。

男の子は、彩の顔を見上げて、入れていた指を一度抜くと、2本の指を合わせて入れ直した。

「あ…。」

と、彩の声が漏れた。男の子は、

「おねーさん、気持ちいいみたいだよ!だって、ママみたいに濡れてるもん!」

と言った。

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