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幼なじみとSEX×5 〜ダメだとわかりながら抗えないカラダ〜

第9章 【Chapter9/4人のシェア彼女】






「紘子、あの時の約束覚えてる?」




透真くんがブラのホックを着けてくれながら言ってきた。
京ちゃん以外ニコニコしながら私を見てるけど。




「え…?それ、前に京ちゃんにも言われたけど何なの?」




服を着替えつつ会話を続ける。




「えー?忘れちゃったの?」
「無理もないか、ガキの頃だもん」
「俺は鮮明に覚えてるけどね」




「紘子は覚えてないよ、もう良いんじゃない?その話は」って京ちゃんが。
でもそう言われると気になるので思いきって透真くんに教えてと頼んだ。




「紘子さ、樹と和宏が喧嘩してる時ワンワン泣いて止めに入ったのも忘れたか?」




「えーと、そんな時もあったのかな」




本当に覚えてないや。
皆は懐かしそうな顔してるけど私はスコーンと記憶が抜けてしまっている。




「それだけじゃなくて、俺や遼一、京太郎も喧嘩してたら泣くんだよ、喧嘩しないで〜私が居るのに〜て」




皆がクスクス笑ってる。
止めに入るのは普通じゃない?




「で、その後決まってこう言うんだよ、そんなに喧嘩してたら紘子と結婚出来ないよ!って」




「え?自分でそんな事言ってたの!?」




「そうそう、もうその頃から俺らの事ちゃんとわかってるのが紘子だった、その一言で喧嘩が止まるんだ、皆、紘子と本気で結婚したいって思ってたから」




「え……子供だよ?まだ」




「子供ながらに本気だった、嫌われるのが一番怖い、紘子に笑いかけてもらえなくなるのは俺ら皆、ガキの頃から耐えれなかったんだよ」




ベットに座り小さくなる。
めっちゃ傲慢じゃん、私。
5人をそんな言葉で牛耳ってたなんて。
うそ………うん、何となく思い出してきた。
喧嘩、止めるのに必死だった思い出が。
男の子の喧嘩って歳と共に本気度が増してってきっと止めるに止めれなくなってきたから泣いたんじゃないかな。




「紘子は俺らの絶対的存在で引っ越す時はマジで皆ヘコんだんだぞ?けど、大人の事情なら仕方ない、連絡先も聞けずに居なくなってしまった……ガキの俺らにはどうする事も出来なかったよ」








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