幼なじみとSEX×5 〜ダメだとわかりながら抗えないカラダ〜
第2章 【Chapter2/シラフの5人と……】
京ちゃんがそう言うなら何も言えないよ。
ていうか、私こそせっかく再会した幼馴染みだもん。
寝ぼけ眼……あっ!ヤダ、すっぴん!
いきなり布団に包まったから拒否してるものだと思われて皆が悲しそうに私を呼ぶ。
ゴニョゴニョと喋るもんだから皆が近くに来る悪循環。
「………すっぴんなの!」
「え、可愛い、もう皆見ちゃったよ?」
「見せて見せて」
「すっぴんでも可愛いって」
京ちゃんにすら見せてないのに!!
「おい、お前ら無理強いするなよ、紘子も無事だったんだからもう良いだろ、ゆっくりさせてやって」
京ちゃん………神。
さすが私の彼氏………好き。
「ダーメ」と言って布団取り上げられボサッた髪とすっぴんをまた皆の目に晒されちゃったのはやっぱりデリカシーのないいっくんだ。
「ちょ、いっくん!悪ふざけしすぎだよ」と京ちゃんも怒り気味。
咄嗟に両手で顔を隠したけど、家の中だからとロングTシャツ一枚で下は履いてない、つまりショーツだけの露わな姿に5人全員の視線を奪っていただなんてすぐに気付かなかった。
「ていうか、俺らもう紘子のすっぴんずっと見てきてたじゃん、小3までほぼほぼ一緒に居たんだから」
「今は違うってば……あ、キャッ!」
片手でTシャツも引っ張って脚元を隠す。
布団返してよ、マジで。
「あ…………と、紘子、それじゃ胸も見えてる」
「えっ!?」
首元緩めのロンTだった、失態。
「お願い、もう帰って、二日酔いだから」
咄嗟についた嘘を崩してきたのはいっくんだった。
「見てたでしょ?朝、俺の」
「へ……!?」
なになに?と皆が興味津々で聴いてくるけど私の心臓は破裂しそうなほどバクバクしてる。
何を……言い出すの……?
もうすっぴんとかどうでもよくなるくらい顔面蒼白な私。
「アレ、どっちだと思う?」
意味深な言い草。
京ちゃんも“?”な様子。
お願い、今はそれ以上言わないで。
大人しく帰ってよ。
ちょっと待って、泣きそう。
「見たって何を?」とあっけらかんとして聴いてくる遼ちゃん。
どんどん迫ってきて怖い。
ジーッと私を見つめるいっくんが再び口を開けた時思わず目を閉じた。