幼なじみとSEX×5 〜ダメだとわかりながら抗えないカラダ〜
第5章 【Chapter5/蝕まれていくカラダ】
まだ誰も帰ってきてないみたい。
ずっと一人でこうしてたの?
ご飯なんて食べれてないよね。
「ごめんね、紘子、ありがとう」
「ううん、お粥なら食べれるよね?薬はある?」
「ん……薬箱から適当に飲んだ」
「そっか、ちょっとキッチン借りるね」
って、男5人のシェアハウス。
キッチンもだけどリビングも物が散らかり過ぎ。
私も人の事言えないけど…と片っ端から片付ける。
シンクの中も洗い物溜まってる。
え、皆、ご飯とかどうしてるの?
各々食べてる感じかな。
さっき冷蔵庫見たら食材に名前貼ってた。
でも何か、料理とかはしてなさそう。
良いガス台あるのに使ってないんだ。
炊飯器はあるけど中は空っぽでもはや置き物状態。
まさかとゴミ箱開けたらコンビニ弁当やらカップ麺やら捨ててあった。
お米も買ってきたからたくさん炊いておにぎりにして冷凍でもしておこうか。
お粥を何とか食べさせて薬を飲ませ再び寝かせた。
身体はまだ熱い。
拭いたタオルを洗濯機に入れようとしたら大家族かってくらい洗濯物が溜まってる。
一気にまわすつもりなのかな。
どれが誰のかわからない。
でも、見て見ぬフリする量ではなくて。
「はい、お節介モード起動致します」
信じられない、掃除も絶対出来てないはず。
皆が集まるリビングだけでも綺麗にしてあげたい。
ていうか、埃吸ってると体調も悪化するじゃん。
丁度マスクしてるしやってしまえ。
そうこうしているうちに徐々に帰宅してきたメンバーたち。
「えっ?えっ?紘子!?何で居るの!?」
そりゃビックリするだろうね、物とか退かせて掃除してるんだから。
掃除機も隅々までかけた。
最初に帰ってきた遼ちゃんと透真くんが目を丸くして見てる。
「何で居るのじゃないよ!この家汚過ぎ!洗濯物も溜め過ぎ!洗い物は使ったその都度使った者が洗うべきだよ、シェアハウスなんだから」
クイックルワイパー持ちながらお説教してやった。
残りのいっくんもカズくんも帰ってきて皆に謝られる。
「月イチでも良いから、ハウスキーパーさんでも呼んだら?家の中が汚れてると健康面でも影響しちゃうよ?ご飯も買ってきたものばかりでしょ?あ、おにぎりで良かったら作ってるから食べてね」