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恵子の花びら ~淫母・恵子~

第2章 「穢された下着…」

【2014年9月4日】

息子と関係をもったのは2年ほど前、私が38歳のときでした。

息子は優(ゆう)と言います。

名前の通り、優しい子です。

「母さん、お風呂、いいよ。」

「あ、うん、じゃあ、入って来ようかな。」

「父さんは、寝たの?」

「どうかな?けど、もう2階に行ってるよ。」

「ふぅん。」

「何か用事あった?」

「ううん、何もないよ。じゃあ、俺も部屋に行くから。」

我が家は主人か息子が先にお風呂に入り、一番最後が私になります。

今日は主人、息子、私の順番でした。

「さてと、入ってくるね。」

「じゃあ、俺は寝るよ。」

「はい、おやすみなさい。」

「おやすみ。」

息子がリビングから出ていくの見送りながら、テーブルの隅に置いていた着替えを持ちバスルームに向かいます。

着替えは息子に見えるように、わざと下着を一番上に置いていました。

上下お揃いの、真っ白なお気に入りのランジェリーです。

(本当に寝るのかな?)

バスルームで服を脱ぎながら息子の行動を考えていました。

(この下着は、見えたはずよね。)

(なんか、罠みたい。)

(親子なのに、なにやってるんだろう…。)

普段はリラックスする為に、何も考えずに湯船に浸かるようにしています。

しかし、今日は違っていました。

母親らしからぬ考えが、頭の中をぐるぐる回ります。

ここ最近、違和感を感じていました。

着替えとして置いていた下着が動いている気がしました。

最初は、気のせいと思っていました。

けど、そんなことが立て続けに起きました。

主人が私の下着を悪戯するとは思えません。

主人ではないとすると、もう一人しかいません…。

(だめ、だめ、きっと思い過ごしなんだから…。)

そんな思いを振り払うように、湯船から出て身体を洗います。

9月とはいえ、まだまだ暑い日々が続いています。

体質的に汗をかきやすい私は念入りに身体を洗います。

正確に測った事はありませんが、20分くらいは時間をかけていると思います。

「ふぅ、スッキリした。」

身体も、気持ちも、リフレッシュ出来た気がしました。

先程まで考えていた事もつまらない悩みに思えます。

(朝食の準備も終わってるし、今日は早く寝よう。)

最後に熱めのシャワーをサッと浴びてバスルームを出ました。

「えっ!?」
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