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艶的日本昔話

第3章 節分の鬼

 不意に鬼はとみのからだを放り上げた。

 遠ざかりかけた意識が戻って来てしまった。

 次に鬼がとみのからだを掴んだ時には、とみは右の手首と足首を鬼の右手で、左の手首と足首を鬼の左手で掴まれ、膝を左右に開いて折り曲げられていた。

 鬼は着物の襟を噛むと頭を振って剥ぎ取った。

 とみはからだを覆うものが何も無くなった。

 とみのおんなに硬いものが当たった。

 とみは弾かれたように身をよじった。

「いや、いや、やめてぇぇぇ! こんなの挿れられちゃあ、裂けてしまうぅぅぅ!」

 鬼はとみのからだを一物の上に押し付けた。

みしみしみきみきと音を立てて一物がとみのおんなに挿って行く。

「ぎやああああああああ……」

 とみはあらん限りの声で悲鳴を上げた。

「……あっ!」

 激痛は最初だけだった。

 挿った途端、鬼の一物はとみの中で動き始めたのだ。

 ぐりぐりと掻き回すように動いたかと思うと、とんとんととみの一番奥を突つく。

 そうかと思うと中一杯に膨らむ。

 そしてせわしなく突き上げ続ける。

「ううん…… あうぅぅん……」

 とみの悲鳴は心地良さに酔った喘ぎに変わっていた。

 涎が垂れている。

「凄い、凄い、凄いぃぃぃぃ! 気持ちいい! 気持ちいい! 気持ちいい!」

 腰が知らずにひくひくと前後に動く。

「もっと、もっと、もっとぉぉぉぉ! あう、あう、あう、あああああああああ!」

 突然、鬼が射した。

 勢いでとみのからだが押し上がる。

 鬼が一物を抜き取り、とみを乱暴に床に放り出す。

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