無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

融資課の山口課長から、もしかしたらと期待された田中理沙。当の本人は純粋に彼氏が欲しい！暑い恋がしたい！と、まるで女子中学生みたいな発想で、出会い系サイトを始めた田中理沙は、いたいけな25歳のお姉さんだった。25歳って、はたからみれば大人でも、経験なんてないし、ワクワクしてしまうものだった。男の子も女の子も若いから、ついはじけてしまう。くいのない25歳を過ごしたい、男の子も女の子も考えるのは一緒で、妄想が頭の中でスパークする。刺激的な彼氏、黒田明は実際にいたのである。退屈な銀行員は硬いけど、どうも面白くないし熱い情熱もありはしない。田中理沙が暗闇の頭の中で考えたことは、妄想の世界ではなかった。イケメンで長身の黒田明は、スラックスのズボンの中からハサミを出して来た。チョキン、チョキン、と音を立てて喜んでいる。どうやら田中理沙の下着を切断してはだかにしようと、本能がままに行動しようとしているようだった。