出会い系サイトのレイプマン
第1章 レイプマン登場
これは妄想ではない、現実である。このままでは黒田明の餌食になってしまう。そうは言っても田中理沙もまんざら悪くないのか?完全に矛盾しているし、下着の下は少し濡れていた。人間には本能と理性があるから、きわめて自然なことだった。男も女もすきっりしたいのが、本能である。男は下半身がビンビンに立っているし、女は下半身の下が濡れている、つまり本音と建前があるので、人間は悩んでしまう。性の欲求に負けてもよしなのだ。しかし、あくまでも合意でなくてはならない。黒田明に頼んで、田中理沙は、私をレイプマンに、レイプして下さいと言えばいいのである。この駆け引きが永遠に続くのが、人間社会の掟になっています。掟を破ると何が待っているのか?それはよく言われるのが、愛の巣がこわれたとかいいます。残された子供はどうするのか?とか、難しくなります。十分にあり得るのが、黒田明のやり逃げって奴です。でもそれは、まだ分からなかった。