デーモンハント
第1章 かくれんぼ
姉を犯す化け物の近くに、目元だけを仮面で隠した男がやってくる。
血で汚れた床を歩き、男は部屋を見回した。
「うーん、なんか、匂うなぁ……いい香りだ」
男は部屋の中をくるくると歩きまわり、ベッドの下を覗いたりする。
自分のことを探していると感じ、少女の体に力が入った。
(いやだ、見つかっちゃう)
少女は目をぎゅっと瞑って、小さな体を更に小さくする。
足音が、クローゼットに近付いてくる。
ぎし、ぎし。
床が鳴る。
そして──。
「みーつけた」
仮面の男はそう言って舌なめずりをした。
クローゼットが開かれ、少女の姿が露になる。
白のワンピースを着た少女は、長い赤色の髪をしていて、汗ばんだ肌に髪が張りついていた。
少女のブルーの瞳は仮面の男を見てゆらゆらと揺れる。
「これはこれは、美味しそうな香りの人間だねぇ、この子はボクのおもちゃにしようかな?」
仮面の男は長い少女の髪を撫で、指先で顎をくいっと持ち上げた。
そして少女の唇に、自らの唇を重ねる。
少女の口内に男の舌が侵入し、少女の舌をなめる。
「いやっ!」
少女は顔を引いて口を離し、男の手を振り払った。
「抵抗するのかい?悪い子だね」
男はそう言うと、少女の細い手首を掴み、無理やりクローゼットの外へと引っ張り出す。
そして彼女をベッドの上に放り投げた。
「悪い子にはお仕置きが必要だ」
男は笑って少女に近付いた。
血で汚れた床を歩き、男は部屋を見回した。
「うーん、なんか、匂うなぁ……いい香りだ」
男は部屋の中をくるくると歩きまわり、ベッドの下を覗いたりする。
自分のことを探していると感じ、少女の体に力が入った。
(いやだ、見つかっちゃう)
少女は目をぎゅっと瞑って、小さな体を更に小さくする。
足音が、クローゼットに近付いてくる。
ぎし、ぎし。
床が鳴る。
そして──。
「みーつけた」
仮面の男はそう言って舌なめずりをした。
クローゼットが開かれ、少女の姿が露になる。
白のワンピースを着た少女は、長い赤色の髪をしていて、汗ばんだ肌に髪が張りついていた。
少女のブルーの瞳は仮面の男を見てゆらゆらと揺れる。
「これはこれは、美味しそうな香りの人間だねぇ、この子はボクのおもちゃにしようかな?」
仮面の男は長い少女の髪を撫で、指先で顎をくいっと持ち上げた。
そして少女の唇に、自らの唇を重ねる。
少女の口内に男の舌が侵入し、少女の舌をなめる。
「いやっ!」
少女は顔を引いて口を離し、男の手を振り払った。
「抵抗するのかい?悪い子だね」
男はそう言うと、少女の細い手首を掴み、無理やりクローゼットの外へと引っ張り出す。
そして彼女をベッドの上に放り投げた。
「悪い子にはお仕置きが必要だ」
男は笑って少女に近付いた。