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ほしとたいようの診察室

第8章 入院生活は続く

……


その日の午前中。大海先生の診察室に訪れる。


「自分でちゃんと来れたんだ。すごいことだよ」


大海先生はのんびりと褒めてくれたけれど、ちっとも嬉しくない。


「じゃあ、早速だけど」





そう言われ、内診のための部屋に案内されて、またもや憂鬱な気持ちが蘇る。数日前に最悪の治療をしたことが、頭から離れなくて、少しだけトラウマになっていた。


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