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ほしとたいようの診察室

第8章 入院生活は続く


拷問椅子のように見える内診台に慄きながら、脱いでと言われた下着をはずして、椅子に腰掛ける。
足元にタオルをかけていたけれど、スースーと気持ちよくない。無防備な下半身を見ないようにしていると、

「準備、できたかな?」

大海先生がパチパチと手袋をはめる音を響かせながら、これまたのんびりとした口調でいうので、釣られるように返事をしてしまい……。



……拷問、いや、診察の始まりである。


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