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ほしとたいようの診察室

第8章 入院生活は続く



足音が聞こえる……誰かの足音。

病室に近づいてくる、

ノックもせずに急いでドアを開けるような音がした。



「のんちゃん、おはよう……もう少し早くきてあげればよかったね」



吹田先生が、明け方必死に病魔と闘っていたわたしの様子を見た。






不覚にも、助かった、と思ってしまった。
吹田先生の、その冷静な顔を見てホッとする自分がいる。




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