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ほしとたいようの診察室

第8章 入院生活は続く




突然、胸が苦しくなる感じがした。


激しく、その場で咳き込む。



「ケホッ……ゲホッ、ゲホッ……!」



乾いた咳が止まらない。

ヒューヒューと喉の奥が鳴っている。




「ゲホッ、…ゲホッゲホッ……」




やだ……こんな時に限って、発作……。





スマホも薬も、何もかも置いて出て来てしまった。

誰にも助けを求めることができない。





そう思うと、突然、孤独に苛まれた。





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