ほしとたいようの診察室
第8章 入院生活は続く
「じゃあ、始めていくね」
声がかかると同時に、大海先生がわたしの秘部に触れた。
ゆっくりと、指が侵入してくる。
抜き差しされて奥の方へ指が入っていく。
……大海先生の指が、快楽へ誘うポイントを捕らえた。
「んっ……はっ……う、」
苦しくて、気持ち良くて、涙が出る。
それもそのはず。この治療は膣内の分泌物を増やして溜まっている血を出していくから。
興奮や気持ちよさも重要になってくる。
だからこそ、辛い。
「んん、ん」
力むと、すかさず陽太先生が声をかけた。
「のんちゃん。苦しいけどいっぱい息吐こうか。ふーって吐くんだよ」
言われていることはわかるのに、上手にそれができない。
陽太先生が、隣で一緒に息を吸ったり吐いたりしてくれて、それに合わせてどうにか呼吸をする。
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える