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ほしとたいようの診察室

第8章 入院生活は続く



腹痛もない。咳も出ない。体もそこまでだるくない。


全部、夢だったみたい。

そう思いたくて。



でも、ベッドの中のわたしはまだ、Tシャツとジーンズのまま。窓の外はもう夕焼け色に染まっていた。





夢じゃなかったんだと、色んなことが急に恥ずかしくなって布団を深く被った。




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